タケルは色のない世界に生まれた。昔、世界は色に溢れ、喜びや幸せに溢れていたと言う。
ある日、世界から色が奪われた。火、水、木、金、土の「五色の竜」に奪われたと言う。
タケルは、色を取り戻すために旅に出た。そして、タケルは、地の果てに眠る「火の竜」に出会う。
世界に色を返して欲しいと頼むタケルに「火の竜」は、あざ笑うように答えた。
「五つの色とは、五つの心だ」
「我らが奪ったのではない」
「お前ら人間が捨てたのだ」
果たして、タケルは世界に色を取り戻せるのだろうか。
五色の竜とは、五行思想「火・水・木・金・土」と「仁・義・礼・知・信」の五常を表しています。ただ私なりの解釈を加えた結果、実際の対応とは違ってしまいました。
主人公タケルの名前は、私の大好きな絵本、古田足日氏の「水の上のタケル」から拝借しました。
この作品は、氏へのオマージュでもあります。 |